
ゴルフは気にしない・・・いや、気にする!
よくゴルフで気にしないという言葉を使いますし、気にしないこと と言われることがあります。自分がミスをしたり、トラブルに陥ってしまったときなどには、気にしないこと・・・と言いますが。気にしない訳にはいきません。気にしていないと、ゴルフが出来ません。全く気にしなかったら、自分のゴルフに興味が無いということになってしまいます。
気にしないゴルフをしていたら、アドレスもボールの置く位置もグリップも何もかもが、めちゃくちゃになってしまいます。ですが、ここで言う気にしないというのは、そういう訳ではないのです。そんなことは判っています。
気にしないということは、深く考えるなということですね。
つまり、深刻に考えないということ。
深刻というのは文字の通り深く刻まれてしまいます。どこに刻まれるのだろうか。やはり、自分の気持ちか心。それとも記憶に刻まれるのかもしれません。深刻なことほど、時間が経過しても思い出してしまいます。嫌な出来事ほど思い出してしまいます。思い出してしまうということは、脳内で深刻な出来事になったことを再現してしまい、実際の自分の動作も再び深刻な出来事を誘発させてしまう動作をしてしまうようです。
中部銀次郎さんの書籍に、練習ラウンドでも真剣にラウンドするほうが良い。その理由は練習ラウンドだからといって、手を抜いたゴルフをすると、その時のミスを本番で思い出してしまい、途端に思い通りのスイングが出来なくなってしまうからと書いています。ほんの少しでもミスを減らそうという考えは見習わなければいけませんね。
ミスをしたとしても、気にしないわけではなく、深刻に考えずに冷静に処理をすることが大切なんだと思います。
気にしないという言葉は、ゴルフは結果を気にしないというような使い方をすることもあります。結果よりも、どのようなショットが打てたのかが大切だと言われたことがあります。
ですが、私は結果を出したい方です。
つまり、スコアを出したいです。
雨天で状況が悪くても、同じく組になった人が相性が悪くても、自分の調子が悪くても、結果を出したいですし、常に良いスコアを出したいと思います。通常のコースだったら常に90は切りたいし、河川敷のゴルフ場だったら常に80切りたいし。ラウンドをする前に、ある程度の目標と目的を持っています。結果は気にしなくても良いのではないかと言われることもありますが、自分の思い通りの結果がでなくても気にしないというのは、諦めていることになってしまうように思います。
自分の思い通りの結果が出なかったときこそ、ラウンド後にドライビングレンジで練習をしたり、パターの練習をしたりと、本日のラウンドの反省をしたりします。時間が許されるのであれば、もう1ラウンドをすることもありました。1日に同じコースを2ラウンドしたら、殆ど同じところで、同じようなミスをして同じようなスコアしか出なかったということもあります。ゴルフとは不思議です。
ただ、ここがゴルフの難しいところで、自分の思い通りにならなかったことを気にして、次のゴルフでは必ず自分の思い通りにゴルフをするぞと鼻息を荒くしていると、大変な目に合うということもあります。このバランスがとても難しいですね。なんだか人生と同じですね。
そういった、結果を気にするという気持ちが、執着心となり、諦めない強い気持ちを持ち続けられるモチベーションになるのだと思います。そして、思い通りの結果が出なかったとき、思い通りのスコアが出なかったときこそ、深刻に考えるべきなのかなと思っています。
気にしないゴルフよりも、深刻に考えないゴルフを心がけていこうと思います。
日々、精進
がんばります