右足を動かさずに強い状態にしておく

もっと深く、もっと楽しくの巻末に書かれている内容なのですが、青木功さんが中部銀次郎さんのことを語るかのように書かれた文節があります。中部銀次郎さんは自分の先生だと思っている。でも同じ昭和17年生まれだから銀ちゃんと呼んでいる。

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青木功さんは大詰めでフックボールに泣かされた。それが原因で、なかなかタイトルに手が届かなかった。青木功さんはボールが曲がるのは体重移動がうまくできていないからだと思い、自分の考えを中部銀次郎さんに話したところ、次のような返答がありました。

体重移動なんて、意識することないよ。 結果として、体重は移動するだけでね。 軸は不動。 それでボールを打ちぬくまで、右足は動かさずに強い状態にしておけば、ボールなんて曲がらないんだよ。

青木功さんは、当初は右足は動かさずに強い状態にしておく・・・という意味が判らなかったそうです。

ボールが曲がらないなら、やるしかなということで、右足を動かさずに強い状態にしておく・・・という練習をしたそうです。具体的にはどのような練習をしたのかは書かれていません。右足だけに意識を置いてボールを打っていたのか、それとも多くのボールを打ってみて、突然に気付きが得られたのかもしれません。右足は動かさずに強い状態にしておく・・・それこそそが、青木功さんの「ベタ足で打つ」という個性的なスタイルになったようですね。

ベタ足打法は右足を強くしておく

右足を動かさずに強い状態にしておくという言葉にはボールを曲げずに飛ばすための大きなヒントがあるように感じます。

たしかに体重移動ばかり意識していると、体重移動をするという動作が間違った動作になってしまい身体が開いてしまうこともありますし、スイングの軸がズレてしまうこともあります。そして、余計にボールが曲がってしまうこともあります。

右足を動かさずに強い状態にしておくというのは、簡単に言えば踏ん張る、粘るということなのかもしれません。踏ん張って、粘ることで軸をズレないようにしておくという意味なのかもしれません。時々、ゴルフのレッスン書などに書かれている事としては、右足の膝を真っ直ぐに保つという言葉で表現されているのを読んだことがありますが、似たような意味があるのでしょう。右足を強くしておくことでクラブが加速するのを感じることが出来るはずですが、これは実際にトライして体感をしないと判り難い事です。右足を強くしておくというのは、右足に体重を残すという言葉と同じ様な意味があることにも気付きます。

そして、振り抜くまで右足を強くしておくことで、ゴルフスイングの運動性質上としては慣性が働きますから、クラブヘッドは左右にブレることなく、真っ直ぐボールに向かっていき、ボールを打ち抜いて、通り過ぎていくということになります。

ゴルフスイングでは右足のチカラが弱々しくて、直ぐに右足が捲れ上がって、足の裏が見えるようなスイングの場合は、捻転で蓄積されたエネルギーが逃げてしまって、クラブが加速しませんし、ボールも上がり難くなります。また、右足で蹴るという言葉を使うこともありますね。実際に蹴る訳ではないのですが、捻転で蓄積されたエネルギーをクラブを振りぬくためのエネルギーに替えるために右足を蹴るような動作というか踏ん張りをすることでクラブが加速させるということです。

体重移動という言葉と実際の動作が合致しないと色々と悩んでしまいます。

中部銀次郎さんの書籍では「 体重は移動するだけ。 軸は不動。 ボールを打ちぬくまで、右足は動かさずに強い状態にしておけば、ボールなんて曲がらない 」 この文節でモヤモヤしたものが取れたような気がしました。

日々、精進
がんばります

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